仕事を辞めてギャンブル三昧が生み出す恐怖

“20年以上会ったいなかった父が亡くなったと、6年前の冬、兄から連絡がありました。兄に種々の手続きを頼み、相続放棄の手続きも始めました。1か月経った時、債権者である銀行からの連絡がありました。負債は6600万でした。若い頃から、何回も起業しては失敗することを繰り返していた父だったので、借金があることは予想していました。けれど、これほどの額とは思いませんでした。

家庭裁判所に、相続放棄の必要書類を送ったのですが、足りない書類があって、あちこちの役所から、除籍謄本や改製原戸籍などを取り寄せ、何とか手続きが終わり、相続放棄申述受理証明書を送ってもらって、債権者に郵送しました。
そして、その3年後の6月、今度は、兄が亡くなりました。生活苦のための自殺でした。ギャンブルを止めることができず、収入を上回る浪費を続けていたのでした。
兄も、借金があることは間違いなく、相続放棄をしなければならないのですが、相続するのは、まず、母なので、先に母の相続放棄をしなければなりません。前回の相続放棄で、必要書類は分かっていたので、いくつもの市役所に書類を申請し、すべてを揃えて、家庭裁判所に送りました。

母の相続放棄が認められると、今度は、自分の分の相続放棄です。また、いくつもの市役所に書類を申請し、家庭裁判所に送り、申述を受理されました。

2人分の相続放棄申述受理証明書を5枚ずつ送ってもらい、債権者からの通知に備えました。父の場合は、大きな銀行でしたが、兄の債権者は、サラ金ばかりでした。

1か月後に100万円が1件、その1か月後に、50万円が1件と、債権者からの通知が来ました。その度に、証明書を送りました。

3か月で計4件、300万で、もう終わったかと思っていた年末に、もう1件、請求がありました。あちらも年末で、片づけたかったのでしょう。最後の証明書を送りました。

相続放棄は、手間暇がかかっただけですが、マンションの清掃に30万、永代供養に50万、大家さんには、改装費を120万、そして家賃を2年分200万払いました。こんなことは、もう二度とご免です。

仕事を辞めたい事例などの成功事例もありますが、皆が正しい方向に働いていける保証はありません。

漫画ではお金は武器にもなるし、引き金にもなると書いていました。

仕事を辞めたいと思うその日まで、、、